利用状況(衛星推定)の推定方法 ベータ
ジオ農地の「利用状況(衛星推定)」レイヤーと「非耕作推定スコア」は、 Sentinel-2衛星の観測データから当サイトが独自に算出した推定値です。 公的な遊休農地判定・荒廃農地調査の複製ではなく、それらとは一致しないことがあります。 推定の前提と限界をご理解のうえ、現地確認・農業委員会への相談とあわせてご利用ください。
データソース
- Sentinel-2 L2A(地表面反射率) — 欧州のコペルニクス計画の観測衛星。約5日周期・解像度10mで撮影されており、 AWS Open Data 経由で取得しています(Contains modified Copernicus Sentinel data 2021–2026)。
- 筆ポリゴン(農林水産省) — 区画の形状。衛星画像の集計単位として使用します。
eMAFF農地ナビ等の公的な台帳・判定データは一切使用していません。
算出方法の概要
- 区画ごとに植生指数 NDVI(植物の活性度を示す −1〜1 の指標)の 過去5年分の月次時系列を作成します。雲のかかった観測は除外し、 区画の内側10m(細長い区画では5m)だけを集計して道路や隣接地の影響を防ぎます。
- 耕作されている農地は「耕起・収穫による NDVI の谷」と「生育期の山」が 繰り返し現れます。直近24ヶ月の年間振幅・谷の回数・夏のNDVI水準・ 5年トレンドなどから、耕作パターンの有無をルールベースで判定します。
- 結果を 0〜100 の非耕作推定スコアと4段階のカテゴリ (耕作パターンあり/非耕作の可能性 低・中・高)で表示します。 面積5a未満の区画や雲が多く観測が不足する区画は「判定不能」とします。
誤判定しやすいケース(既知の限界)
- 施設園芸(ビニールハウス) — 屋内の栽培は衛星から見えないため「非耕作」寄りに誤判定されることがあります。
- 果樹園・茶園 — 樹冠が年間を通じて茂るため谷が現れず、判定が不安定になります。
- 牧草地・飼料作物 — 刈り取り頻度によっては雑草繁茂と区別しづらいことがあります。
- 小さな区画・細長い区画 — 解像度10mでは有効な画素が確保できず「判定不能」となります。
このため、本推定は断定ではなく「現地確認の優先順位づけ」のための参考情報として提供しています。 精度検証の結果は整い次第、本ページで公開します。
掲載内容の修正について
ご自身が権利を持つ農地の推定表示について修正のご要望がある場合に備え、 お問い合わせ窓口を準備しています(現在準備中)。 なお本サイトは所有者情報を一切保有・表示しておらず、 推定は区画の形状と衛星観測のみから機械的に算出しています。